2025年5月11日(日)は岐阜県関市の板取体育館を三品コーチに確保して頂き、INUYAMA BASKETBALL CLUBとして初の試みである1dayのミニジュニア合同プチ合宿をおこないました。

▼当日のスケジュール
09:00　集合/準備
10:00　山中トレーナー講習会・指導
12:00　昼食
13:15　練習
15:30　OB戦
17:00　移動
19:00　食トレ
21:00　終了/解散

ミニは6年生13人、ジュニアは1年〜3年生まで全員、このような形で一緒のイベントをやるのは初めてとなりますが皆さんの協力のもと素敵な一日にすることができました。

午前中は現在ファイティングイーグルス名古屋のユースチームでトレーナーをされている山中さんにお越し頂き、選手・保護者への体づくりに関する講習会と体幹トレーニング/ストレッチに関するご指導を頂きました。ジュニアを立ち上げて5年。ユースとジュニアの明確な違いの一つでもある「体づくり」に関して、自分はFE名古屋の選手達を見ていて（もちろんOBも含めて）3年間の成長が特に大きく実感しています。

兼ねてからの願いでしたが三浦コーチにアシストを頂き、ようやく実現したのがプチ合宿というグッドタイミングでした。早熟の子達が比較的ユースチームや私学に流れやすい現状の中で、ジュニアチームが対等に戦い合うためにバスケットボール以外へのアプローチは必要不可欠です。食トレ・トレーニング・睡眠などなど、見よう見まねでやることは危ない部分もあるため、正しい知識で選手を見ていただける方にお願いすることでコーチ陣も納得感を持ってその後の指導をしていくことができます。今日は講習会から実践指導まで盛り沢山の内容でしたが、余す事なく考え方を共有いただきとても勉強になる2時間となりました。本当にありがとうございます。

昼食を挟んで午後からはミニもジュニアも共通して練習している「トランジション（切り替え）」をテーマに、改めてチームとしての考え方や判断基準を含めて伝えつつ練習をおこないました。小6もジュニアのグループに加える形で4グループに分けて、強度を引き上げならやっていきます。最後は学年別で分かれて4人組のブレイク練習をおこないました。5月中旬からおこなっていきたいメニューを共通して教えることができたのでそう言う意味でも良かったです。

15時からは三島コーチも登場し、予定が合ったOB達も続々とあらわれました。一番遠いところで大学一年生（2018年度ミニOB）で世代も違うため直接関わりのある子達はほとんどいないですが、年代を越えて交流できる機会は貴重ですね。

自分が指導者として歩み始めたのが2016年の秋頃。あの時は本当に何もなく、今思えば子供達にも保護者達にも失礼なほどに中途半端にクラブに携わっていたような気がします。それでも23歳のよく分からない者を信じサポートし続けてくれて、選手×親×スタッフ三位一体の体制の前身を皆さんでつくってくれました。今ある道を辿るのではなく、もっともっと良くするためにみんなで新たな道をつくっていく。この時代がなかったら今のクラブは間違いなくないですし、この出会いがなければ自分自身に指導者としてのスイッチが入ることもなかったです。誰かのために全力になれる大人をみて素直にカッコいいと思ったのと同時に、その人達のために何かを返せる自分になりたいと心に決めました。

あれから9年。あの時はなかなか勝たせてあげることもできなかったけど、時を経てこのような形で今のクラブに戻ってきてくれたのが嬉しいです。あの頃頂いたモノに比べればまだまだ小さな小さな一歩ですが、僅かな恩返しとして、自分としては一つ大きな節目となりました。

「出会い」と「繋がり」

改めて今まで大切にしてきた価値観を大事にしていきたいと思えた一日です。

振り返るとこの9年あっという間でしたが、次の10年もそう思えるように、目の前のことに全力で向かいながら30代を駆け抜けていきます🤝