#692 不便の中でこその知恵

2026/09/18 23:38

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#692 不便の中でこその知恵

「不便の中でこその知恵」

今日の朝、なんとなくパッと思い浮かんだ言葉ですが、クラブを運営していくなかで長年考えながらも答えの出ない問いであり、今も現在進行形で考えていることでもあります。今日は、その言葉に繋がることを日記に書いてみたいと思います。

INUYAMA BASKETBALL CLUBに携わるようになり、ちょうど10年。アシスタントの立場として半分、ヘッドコーチ(監督)の立場として半分を過ごしてきましたが、毎日誰よりも考え、今の課題に向き合い、もっともっと良くなるために今何ができるかを考え、実践し、トライ&エラーを繰り返しながら今に至ります。

この10年のなかで多くの指導者と出会い、チームと出会い、たくさんのクラブの練習を覗かせていただくなかで、毎回思うことは「環境」の大切さ。

子供達が熱心に頑張れる環境。それをサポートする保護者やスタッフの環境。会場や設備面での環境。

結果を出しているチームの多くには、他のチームが羨ましくなるような環境があり、子供達や保護者が良い意味でその環境に染まっていき、伝統をつくっていく。

INUYAMAの運営に深く携わるようになった2020年から、自分自身もこのクラブの環境をより良くするためにできることを考え、実行に移してきました。そして、チームとして良くなってきたのは紛れもない事実です。

コロナ禍のオンライン練習に始まり、Instagramでは練習の雰囲気が分かるような映像の投稿、ジュニアを立ち上げて小中で継続して頑張れる場所づくり、INUYAMA日記では自分自身の考えていることや試みの目的が少しでも伝わるように毎日の投稿を。

三浦コーチが考えてくれるチャレンジクエストは、自主トレをやりたくなるような仕組みづくり。家で何をやれば良いかわからない子達や保護者の皆さんを助ける目的も含めて。

ジュニアでは毎月の体重管理、高校との繋がりづくり、そして今年からはトレーナーなどなど。

あげればキリがありませんが、子供たちがより成長するために、INUYAMA BASKETBALL CLUBとしてやれることの全てにチャレンジしてきています。

一方で、環境を良くすることで得られないものもあるのではないかと考えることがあります。

自分で動いて体育館を借り、自主トレをすること。

自主トレのメニューを自分自身で考えること。

今何が足りていなくて、どう頑張ったら次にいけるのかを考えること。

行きたい高校を自分で検索して見つけ出すこと。

カーナビがなかった時代には道を記憶していた人が多かったように、便利になったからこそ失ってしまう能力もあると思います。

名将と呼ばれる監督の皆さんの本を読むと、環境が整っていなかった時代が必ずあり、自らの手で切り拓き、今の環境をつくりあげていることが共通しているように感じます。

選手たちの目線になって言えば、不便ななかでも言い訳せず、今ある環境のなかで努力するマインドや、這い上がろうとする意志のようなものは、与えられ過ぎている環境では身に付きづらいものなのかもしれません。そしてこれは次のカテゴリへ上がった時に確実にぶち当たる壁でもあります。

環境を整えつつも、どう余白を残すか。

不便があるからこそ知恵を絞り、自分で見つけ出した答えは一生もの。

全てをアップデートしようとするのではなく、不便さも残しながら、本当の意味で育つことのできる環境づくり。

面白くも、答えのない深いテーマですね📝

#懐かしの荷暮合宿