#248 潜在学習と顕在学習
2025/07/01 18:34

今日から7月に入りますが2025年が始まってもう半年が経過..年々時間が経過するのが早く感じます。
6月は体育館の設備不良の関係で扶桑中学校が利用できませんでしたが三品コーチが臨時的に鵜沼・各務原の体育館を押さえてくれたおかげで何とか乗り切ることができました。今月からはいつもの場所に戻ることができます。
何事もスマートフォン一つあれば沢山の答えがもらえる便利な時代。地図を使ったことは自分もありませんが今では場所を調べるために搭載していたナビの機能も携帯電話で解決できます。お陰で道を覚えることは得意ではないですが、不思議なもので何度も何度も通っているといつの日かナビに頼ることなく行ける日がやってきます。意識的に覚えようととしていた訳ではないですが繰り返す中で自然と覚えていくことは他の場面でもあると思います。
▼潜在学習とは
https://academist-cf.com/journal/?p=2938
気になって調べてみましたが意識的に学ぼうとしていないのに、知らないうちに身についている学習のことを潜在学習と呼ぶようです。幼い頃に車の中でよく流れていた曲を知らないうちに歌えるようになったり、朝に何となく見ているニュース番組のキャッチフレーズやテーマソングを覚えてしまうのもこれにあたります。
学習していること自体本人が気付いていないというのがポイントで、覚えよう、学ぼうとしていないのに、経験の積み重ねによって徐々に蓄積されてあとから効果を実感できるところが面白いですね。
一方で、目的や意図を持って意識的に知識・技術を習得しようとすることを顕在学習と呼び、これは勉強を覚える時やバスケットに置き換えればコーチの話を聞いて覚えようとすることと同じです。
バスケットIQが高いと感じる子達の中には普段からバスケットの試合をよく観たり触れていたりするケースが多いですが、ただ何となく垂れ流しているだけでも潜在学習の観点から得られる効果は大きいということかもしれません。また、強豪校ではよく体育館の中にスローガンや目標、大会まであと◯日!というような張り紙がしてあることが多いですがこれも潜在学習にあたりますね。
「何を言うか」以上に、「何を感じ取らせるか」「何を見せるか」
潜在的に染み込む“当たり前”がチームの文化になっていく。INUYAMA BASKETBALL CLUBらしい価値観を、これからも丁寧に、根気強く伝え続けていきたいと思います📝






