#164 時計のない生活
2025/04/08 13:36

先週末のフジ招待フレンドシップ大会は美浜町総合体育館での開催となり、2日間連続で田中号(あゆむ父)に同乗をさせて頂きました。
愛知県犬山市妙海寺で住職をされていますが、なかなか自分の知り合いにも同じような立場の方はいません。せっかくの機会なので沢山のお話を聞かせていただきましたがバスケットの練習でも応用できそうな面白い話がありました。
一般の会社のいわゆる研修と同じように住職さんの世界にも修行があるようで、同じ場所に集まって共同生活をおこなう取り組みがあります。そのなかで特に興味深かったのは時計が全くない場所で生活をすること。唯一時間を確認できるのはリーダーという立ち位置の者のみで、それ以外の者は周りに時間を確認できるものがないため、決められたカリキュラムを自分達の感覚と班長の時計を頼りにこなしていくというスタイルです。そのためリーダーの立ち位置の者はもちろんですが、誰かが少しでも遅れてしまうと全員の行程に影響が出るような仕組みになっていて、それがどのくらい遅れているのか?も一人しか分からないというものです。
一方、バスケットボールは時間と得点のスポーツとよく言われますが、INUYAMAの練習でも選手達には常に時計を見ることを要求していますし、メニューもプログラムタイマーで回しながらやっています。
この話を聞いた時に、例えばゲーム形式の練習のなかでデジタイマーをあえて裏向きで隠した状態でやってみるのはどうだろうと思いました。14秒、24秒の感覚も時計は進んでいるが確認ができない環境の中で鍛えられるものがありそうです。また、合宿などをやる場合は同じように時計がないなかでプログラムを組んでグループ毎に活動させるのも面白そうです。
こうやって別の世界からヒントを貰い、固定観念を取っ払った新たなアイデアが浮かんだ時はワクワクします。車内トークの中にもいくつもヒントが落ちてますね。
早速今日のジュニア練習から取り入れてやってみます📝



