#37 Instagramの効果(後編)

2024/12/02 13:59

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#37 Instagramの効果(後編)

昨日はInstagramを開設した時の背景や考えを書いてみました。もともとはクラブ内での練習メニューの共有がアカウント開設の目的だったものが、次第に沢山の方々に見て頂けるようになり、今では日本国内だけではなく5.5万人の方にフォローを頂けています。

ただし、どれだけ沢山の方々に見て頂けるようになったとしてもあくまで当初のスタンスは崩すことなく、練習動画を投稿することが大きな目的になってしまっては本末転倒(フォロワーを増やすためにやっている訳ではない)なので、数字はあまり意識することなく続けています。

今日はInstagramの投稿で何を気を付けているかなどの具体的に踏み込んだ内容を書いてみようと思います。

①投稿のスタンス
前述の通り本来の目的が「クラブ内への練習内容の共有」であり、そこから徐々に広がったことで「少しでもINUYAMAでの取り組みが他の方の参考になれば」というものなので、公に対しての発信のようなスタンスは取らず、あくまでクラブ内のやり方とクラブ内の方に対してというものを開設当初から今まで意識しています。チーム以外の皆さんにはそれを覗いて頂いているような感覚で、子供達が映るのもあって批判や誹謗中傷のコメントが可能な限り来ないような書き方を特に気を付けています。

②投稿の内容
基本的には5秒程度の動画をメインとしました。YouTubeは起承転結があるのに対して(今ではショート動画が出てきたので当初とは違いますが)、Instagramは短い時間とサッと観れるものが良いのではと。特に投稿は早送りができないため、スクロールして流れてくるものを長時間みることは難しいので(自分もしないので)、その瞬間に結論(見せたいポイント)が分かるようなもので、相手の時間を奪わないような形を考えました。自分もそうですがInstagramをじっくりと時間をかけて見ることはあまりなく、移動時間や何かの合間にみることが多いので、その利用シーンをイメージして、色々と考えた結果ショート動画に行き着きました。反対に、沢山の方々に観て頂けるようになった今は、当初の考えとは逆に多少長めの動画を上げたとしても観てもらえる方もいると思うので、時期によって変えていたりもします。

これはやって見て分かったことですが、遠いところから全体を映しているよりも近いところで臨場感があるもの、静かなものよりはバッシュの音や声が入っていて賑やかなものが動画としては伸びやすく、親御さんのアカウントからはコーディネーションやドリブル系のドリルの方に反応が多く、コーチの方など指導に携わられている方からは、パス系や複数人でおこなうドリルの方の反応が多いので、見るポイントが立場によって異なるのは運営していると分かります。

③投稿でやらないこと
所属している選手の紹介や練習風景だけの写真のような投稿は自分が利用者側の時にあまり見ないので、INUYAMAのアカウントでは投稿したことはありません。あとは音楽を付けることは気を付けていて、タイムラインで急に流れてくるとミュートにすることが自分もあるので投稿では入れず、ストーリーで載せる試合結果など、緩急をつけたい時だけ付けるようにしています。(つい付け過ぎてしまうときがあるので反省..)

④いいね・リプライへの対応
ありがたいことに投稿を続けているとチームの指導者の方や親御さんなど幅広い立場の方から動画に対しての感想・ご質問や体験のご連絡、交流のお誘いなど、コメント欄やDM、メールを通じて頂けることがありますが、全てに反応・ご返信をさせて頂いています。自分も色々な指導者の方に教えてもらって成長ができているのでINUYAMAの取り組み方が少しでも参考になれば嬉しいですし、何も隠すことなく伝えさせて頂いております。このやりとりをきっかけに体験にお越し頂く方、練習見学にお越し頂く方、県外への遠征、国際交流などが生まれております。

以上、①〜④は2020年3月にアカウントを開設してからずっと意識していることで、自分の頭の中の整理整頓も含めて前編・後編に分けて書いてみました。Instagramを遡るのと過去の映像が観れるのも良かったポイントで卒団生とも繋がりを持ち続けられるので一体感が生まれやすくなっているのもここが要因かもしれません。

本来の目的を見失うことなくクラブの子達の成長のために今後も続けていきたい取り組みです。