#257 バスケと仕事の両立
2025/07/10 21:19

2025年7月9日(水)は、ミニ・ジュニアともに練習オフでした。最近は人事異動の関係や新たなプロジェクトチームの発足に伴って仕事の方が少々バタバタしておりますが、今日は「バスケと仕事の両立」について書いてみたいと思います。
自分が今の会社に入社したのは2016年。ちょうどその年に、ミニバスにも関わり始めました。社会人としてのキャリアと指導者としての道を、同じタイミングでスタートしたことになります。
ただし、立場は真逆。仕事では“新入社員”として先輩や上司から学ぶことが多い立場。一方、バスケでは親御さんより年齢が下ながらもチームを率いる立場として“示す側”に立つことが多いです。この両端を同時に経験してきたことで、今思うと得られた視点がたくさんあります。
たとえば、仕事で会社の方針に対して異論が出たとき。「なんでこうなるの?」という声があっても、「いや、もしかしたらその背景にはこういう意図があるのでは?」と想像できることがあります。逆に、クラブの運営でも全体の方針を考えるときに、「この方針だと、スポットが当たらない子や親御さんもいるよな」と立場の違いを想像することもあります。みんなが幸せになれる方法を見つけながら進むのですが道のりは簡単なものではありません。片方だけでは見えなかったことが、両方の視点を持つことで“見える景色”が変わった感覚があります。
もうひとつ大きいのは「学びの機会」です。自分の会社では、新人の頃から様々な研修があり、そこで得た知識やフレームワークが、バスケットの指導や運営にも活きています。JBAの講習会などで学ぶバスケット特有の内容ももちろん大切ですが、「伝え方」や「チームビルディング」などは仕事をやりながら学べることも多いと思います。
同じ世界・価値観にずっといると、気づかないうちに“それが常識”になってしまうことがあります。だからこそ、バスケットだけに偏るのではなく(
)、仕事や他の分野でも多様な人と出会うことで、柔軟に考えたり、広く捉えたりできるようになりたいと考えています。
「バスケット一本でやらないの?」と聞かれることもありますが、自分にとっての正解は、“両方やること”。そして、そこで得たものをまた子どもたちやクラブに還元していくこと。遠回りのようですが、これが今の自分にとっては一番の近道で、INUYAMA BASKETBALL CLUBとして目指すカラーだと信じて進んでいきます💪🏻
