#525 10年後同じ釜の飯を食う関係を”部活動”で

2026/04/04 19:41

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#525 10年後同じ釜の飯を食う関係を”部活動”で

『ブラック部活動』

4,5年前によく聞いていた言葉。ここ最近では「部活動」というワードも聞くことがなくなった。

「地域クラブ」「地域化」

そんな言葉を最近ではよく耳にするようになったのではないか。

今中学校現場で勤めていても、部活動の活動時間は本当に微々たるものになってきている。もちろん地域によって多少の差は生まれるが、部活の指導にあたっていても「この時間は何なのか」そんなことを感じることも多々ある。

今日は自分が部活動指導や運営で大切に伝えてきたことを紹介したい。

私自身、部活動を指導、運営する中で一番に伝える言葉がある。

『10年後同じ釜の飯を食っている関係つくりを』

喜ぶ、楽しむ、悲しむ、苦しむなど、様々な感情を経験できる部活動。それを一人だけではなく、みんなで試行錯誤しながら日々葛藤し、成長していく。勝ったり、負けたり、怒られたり、褒められたりするなど、『”心”が動く経験』がたくさんできる。それが部活動の価値の一つである。

また「部活動は生徒指導の一環である」と言われてきたが、その気持ちはわかるが自分はそういった捉え方で部活動を指導、運営してきたわけではない。

「クラス、担任は自分から選ぶことはできない。だからクラス全体で同じベクトルを向くことは難しい。でも部活動は自分から求めて入ってくるもの。だからチーム全体で同じベクトルを向くことはできるもの」

これも毎年生徒たちに伝える言葉です。この言葉があって、チームの”輪”が生まれると思っている。チームが目標に向かう時、一人一人の役割は違ってきます。”for the team”「何ができるか」を考えることが大切になります。その中で一人一人が他人に興味をもち、互いをリスペクトするようになります。

さらに、「チームスポーツの良さ」も伝えています。自分がマッチアップの相手にボコボコにやられても勝つことがある、自分がシュートを外しても仲間がリバウンドを取ってくれることがある、抜かれてもヘルプで助けてくれることがある、自分のミスを仲間が帳消しにしてくれることが多々あります。でも逆に個人スポーツでは、自分が力を発揮できずタイムが伸びなかったらそれで終わってしまいます。

「仲間の力を自分の力に」

それができるのがチームスポーツであり、部活動だと私は思っている。

その部活動が今なくなろうとしている。これは教育界において、これからの未来を担う子どもたちにとったら、とても大きな痛手だと私は思う。この経験を他の教育活動で生み出すことが可能かと言われると簡単に首を縦に振ることはできない。

だからこそ、我々がどんな手を打つかがこの先の未来に繋がっていく気がする。

「心が動く経験」
「一生ものの絆」

そんな活動をこれからも大切にしたい今日この頃。

https://note.com/kohey41/n/n7a2e69f9e8cc