#531 地域移行との共存

2026/04/10 20:57

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#531 地域移行との共存

2026年4月9日(水)はジュニア全体練習日でしたが、犬山市スポーツ少年団の代表者会議と重なり参加できず。コーチ陣が現場を見てくれて本当に助かりました。

今週末はISCさんにお誘いいただいた2日間のカップ戦。第1タームを終え、第2タームに入る中で戦術的な練習も増えてきました。大森コーチにも本格的に指導に入っていただきながら、チームづくりを進めています。

新チーム立ち上げ当初と比べると、チームの空気感も少しずつ変化してきているタイミング。レベルの高いチームとの対戦を通して、現在地を知る良い機会になります。3月はGR TOURやDC活動と重なり遠征に帯同できていなかったため、自分自身としても久しぶりの帯同となります。

これまでは練習で積み上げてきた内容を重視するスタンスでしたが、「WIN FOR VALUE」というスローガンのもと、勝ちにも拘りながら取り組んでいきたいと思います。

さて、昨日のスポーツ少年団の会議では「部活動の地域移行」が大きなテーマとなりました。

近年進められている部活動の地域移行。学校教員主体で行われてきた部活動を、地域クラブや外部指導者へと移していく取り組みです。

背景にあるのは、教員の働き方改革、少子化による部員不足、そして指導環境の質の向上。現在は学校と地域が役割を分担する“併用型”での段階的な移行が進められており、将来的には「学校中心」から「地域中心」への転換が想定されています。

こうした変化の中で、子どもと保護者の状況は大きく分かれています。

①(子ども)たくさんやりたい ×(保護者)サポートできる
②(子ども)たくさんやりたい ×(保護者)サポートできない
③(子ども)適度にやりたい ×(保護者)サポートできる
④(子ども)適度にやりたい ×(保護者)サポートできない
⑤(子ども)何かやってみたい ×(保護者)サポートできる
⑥(子ども)何かやってみたい ×(保護者)サポートできない

ここで言う「サポートできない」とは、送迎や遠征など物理的なサポートが難しい状況を指しています。

部活動が持っていた大きな価値の一つは「通いやすさ」。この“当たり前”だった環境が、地域移行における大きなハードルの一つであると、昨日の会議を通じて改めて実感しました。

子どもや保護者の立場で考えると、それぞれの生活圏に近い場所に地域クラブがあることが理想です。送迎が難しくても、自分たちで通うことができ、気軽にスポーツに触れられる環境があること。

一方で、指導者の立場で考えると、チームが増えることで子どもたちが分散し、結果として人数が集まらず、善意で立ち上げた活動が資金面や運営面で苦しくなるケースも、他競技では実際に起きているとのことでした。

どちらの視点も理解できるからこそ、簡単に答えが出る問題ではありません。

通いやすさ、指導の質、環境、そしてチームの在り方。それぞれの地域やクラブが、自分たちなりの価値を持つことが求められていきます。

すぐに明確な解決策があるわけではありませんが、これからの時代の流れに乗るためにも、「地域移行との共存」は多くの街クラブにとって避けて通れないテーマになっていくはずです。

INUYAMA BASKETBALL CLUBとしても、自分たちにできることは何か。

現場と向き合いながら、模索し続けていきたいと思います✍️