#6 電波の届かない場所
2024/11/01 11:46

荷暮。
2024年9月14日。ジュニアの中1から中3の子達と6年生の希望者を連れて福井県の大野市にある荷暮を訪れました。
ここは電波の届かない山の中。携帯も利用することができません。目的は「自分のことは自分でする。」「皆のために自分にできることを考えて行動する。」今の時代で当たり前にあるものが何もない場所での生活です。

クラブとして初めて来たのは20年ほど前。コロナで途中行けなかった時期もありますが年に一度子供達とお父さん達と一緒にバスケット以外を学ぶ目的で訪れています。
#三島コーチの地元
#お母さん達は昔から参加禁止(笑)
#助けてくれる人がいない中で
#自分で考えることを学ぶ
#お父さん達は毎回伸び伸び(笑)

実は自分が初めてこの場所に来たのは中学3年生の夏。今から15年前です。当時は小学生の子達のお手伝いということで中学生が何人か参加していましたが、歳を重ねてからの方が荷暮の魅力を感じられるようになったような気がします。
例年の流れは、初日に沢登りや川遊び、カレーライスをみんなで一から作り、お風呂は薪割りから沸かす。夜はお父さん達とお酒を交わしながら、子供達は夏休みの宿題やカードゲーム等それぞれの時間を楽しむ。最後は宿泊施設という名の公民館で全員が雑魚寝という流れですが、今年はそれぞれのカテゴリの予定が合わなかったため日帰りでの参加となりました。
沢登りや川遊びではそれぞれの子供達の性格や意外な一面が見れることが面白いです。とにかく慎重に行く子、勢いよく行って転ぶ子、要領よく近道を探す子、前の子にひたすら着いていく子。バスケットにも通ずるものがありそうです。1時間ほど山や川の道なき道を進んでいった後の昼休憩、そこで食べるおにぎりの味はシンプルだけど最強です。食べ物のおいしさというのは単体ではなくそれまでの過程の濃さで味付けされていることを学びます。
荷暮。
普段当たり前にあるモノがない生活。でももっと大切なモノを教えてくれる場所。大人が子どもに、子どもが大人に変わっていく時間。ミニとジュニアでカテゴリを超えて活動できる機会も本当に貴重。これからも継続していきたい取り組みです。

















