#228 脳に刺激を
2025/06/11 12:04

2025年6月10日(火)はジュニア練習日でした。
この日の練習会場は各務原の奥地にある各務原市社会福祉事業団が運営している「福祉の里」という施設でした。福祉施設の中に体育館が併設されていて一面の体育館になりますが密閉された空間で集中できる練習環境になります。
この体育館は振り返ると思い出の体育館で、一番最初に利用をしたのは2020年コロナ禍で練習場所が制限されていた時に遡ります。あの頃は緊急事態制限が出て体育館での練習が制限されていましたが、制限が解除された後も体育館によっては継続的に利用制限がある場合も多く、少しでも練習できる場所を探してたどり着いた体育館でした。
毎週木曜日だったと記憶していますがチーム練習という形ではなく自主トレという形で体育館を解放して、10人にも満たない人数でしたがファンダメンタルやスキルを中心に練習していた頃が懐かしいです。
この日は体と気持ちのリフレッシュも兼ねて強度の高い練習は避けて頭を使う練習をいくつかおこないました。
◯スペインレイアップ
◯サークルパス
◯W三角パス
練習の内容的に求められる技術はとてもシンプルなものですが、2つ3つの事を同時にやってみるとその簡単な技術でさえ出すことが難しくなりますが、バスケットボールの試合では目の前のDF、奥のDF、味方の動きと複数の情報を同時に処理しながらの判断が求められるので、今日のような練習が上手くできない選手はここに伸びしろがあったりします。
過去に読んだ『スペインで「上手い選手」が育つワケ』という本にもありましたが、①認知②分析③決定④実行という判断ステップにおいて、スペインでは①〜③の指導・フィードバックが重視されているに対して日本は④の練習の割合が高く、INUYAMA BASKETBALL CLUBでもそのようになっていると感じています。
技術が未熟なうち(下のカテゴリ)はファンダメンタルができる方が強いが、次第に体が出来てくると判断の優劣で逆転の現象が起きるのはu12〜u15を見ていてもいくつか見てきました。
ジュニアもここから7月までは少し試合から離れる期間になるためリフレッシュも兼ねて頭を働かせるアプローチをして、起きる変化をみていきます。





