#413 パーキンソンの法則

2025/12/13 19:51

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#413 パーキンソンの法則

2025年12月12日(金)はミニの練習日でした。

月曜の練習時に、簡単ではありますが先日の県大会初戦の振り返りを行いました。自分たちの課題をチームで共有し、全員が同じ認識を持った上で練習に取り組むことで、より質を高められる期間にしていきたいと考えています。

ウォーミングアップとして行っている3メンのドリルでは、
1分12本IN、2分23本IN、3分34本INを達成できるようになってきました。昨年度の6年生も2分で22本INでしたが、それを上回るスピード感と精度が少しずつ身につきつつあります。

ちょうど一年前には、今の姿をイメージできていませんでしたが、目標設定の重要性と、短期間でも意識次第で人は大きく変われるということを、子供たち自身が証明してくれています。

基準を高めることの重要性については、これまでも口酸っぱく伝えてきましたが、先日ネットを見ていると「パーキンソンの法則」というものを知りました。恥ずかしながら自分自身、初めて聞いた法則でしたが、今後の運営や練習を考える上でも参考になると感じたので、INUYAMA日記にも残しておきます。

▼パーキンソンの法則とは【ChatGPT】

「仕事は、与えられた時間をすべて使い切るまで膨張する」という人間の行動原理を表した法則です。1955年にイギリスの歴史学者・政治学者であるC・ノースコート・パーキンソンによって提唱されました。

本来30分で終わる作業でも、締切が1時間あれば1時間かかってしまう。逆に、締切が短ければ短いほど、人は集中し、無駄を省いて行動する傾向があります。

この法則は仕事や勉強だけでなく、組織運営・お金の使い方・スポーツ現場など、さまざまな場面に当てはまります。練習時間が長いほど内容が間延びしたり、予算があるほど使い切ろうとしたりするのも、その一例です。

パーキンソンの法則を理解することは、「時間をどう使うか」「制限をどう設けるか」を見直すことにつながります。あえて制約をつくることで、集中力や生産性、質を高めることができる――それを教えてくれるのが、この法則です。

物凄く噛み砕いてまとめると、「定められた時間によって、人の集中力やパフォーマンスは大きく変わる」ということですね。

これはここ最近の練習でも感じていたことですが、昨年度の卒団生は、スリーメンで例えると1分12本を目指せる力を持っていたにも関わらず、目標設定が11本だったことで、その基準に合わせたパフォーマンスになっていたのかもしれません。

福岡へ行った際には、「世界一を目指す」という高い目標を掲げているからこそ、県内・国内では敵を寄せ付けないチームを間近で見ることができ、基準の持つ力の大きさを改めて実感しました。

目標設定を誤ると、そこを達成するためだけの練習になります。本当はもっと上を目指せる可能性を持っているチームや選手であっても、その可能性を狭めてしまうのは、指導者自身であり、選手自身であり、すべては目標次第なのだと再認識しました。

どこまでも変わる可能性があることを、まずは自分自身が信じ続けることが大切ですね。

#パーキンソンの法則📝