#71 U15食トレ(第二弾 後編)

2025/01/05 12:27

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#71 U15食トレ(第二弾 後編)

▼選手の成功例

コツコツと体づくりを頑張りプレーに変化が起こった成功例を実際のグラフをもとに説明をしていきます。

2024年度キャプテンを務めていた選手の例になりますが、グラフで緑色の線が各月の体重実測値になります。

目標体重の三線(赤・黄・青)は現身長から110を引いたものなので身長が伸びれば右肩上がりで線は伸びていきます。

この選手は中学入学時には第二性徴期に入っていて毎月の身長は1cm近く伸びていました。ここで体重が増えない場合、身長は伸びて体重が増えていないので痩せていく現象になります。1cm伸びた時、最低でも0.8kgは体重を増やしておきたいです。例えば4か月で4cm伸びれば体重は4cm×0.8kg=3.2kgが最低欲しいです。

毎月体重を増やしていくのは簡単なようで非常に難しいです。3.2kgを取り戻そうと一気に増やしてもほぼ脂肪での増加になります。それでは食トレの意味がありせんので毎月の体重は減らさず少しずつ確実な増加が重要になります。

【4月入学時】
身長156.0cm・体重46.2kg・BMI18.9

【中1の冬(12月)】
身長164.0cm・体重58.0kg・BMI21.5
→目標体重差-1.0kg (身長-110)+5をほぼ達成

【中2の秋(10月)】
身長170.7cm・体重67.6kg・BMI23.2
→想定より半年早く(身長-110)+7を達成

春の入団から8か月で身長+8.0cmに対して体重+11.8kgを増加させています。

2年生になった頃には1学年上を相手にしても当たり負けしないようなプレーが出てき始め、同時にメンタル面での変化も現れるようになったことで自分だけではなく周りを引っ張るような存在に変わっていきました。

体格の変化により精神面で大きく成長する選手は割りと多く、消極的だった選手が自身の意見を言い始めたり、リーダーのような自覚が芽生え始めたりします。

3年生のGWの時期に体調を崩してしまったため1カ月で5kg以上体重が減少したこともありましたが、一気に戻すのではなく選手権の10月を目途に毎月+1kgを目指しました。

マッスルメモリーという言葉もありますが、前もって体を作りこんでいたお陰で7月~9月で+4kgを達成し、選手権の10月には70kgを超え元の体型に戻すことができました。

以上が第2弾の食トレ関連の記事になります。次回は卒団生たちの食事内容、日々の総摂取カロリー、消費カロリーなどを記事にしていきたいと思います。

体だけでバスケットが上手くなる訳ではないですが強い体は自分自身のとても心強い味方になってくれます。作ってくれている親の協力に感謝してボールを使った練習と同じくらいに体づくりとも真剣に向き合って頑張っていきましょう💪🏻