#384 いろいろな報われ方
2025/11/14 20:44
2025年11月13日(木)はミニジュニアの練習日でした。この日は体育館に少し早く着いたので練習の準備をしていたところ見たことのある姿がふらっと。2019年度のU12クラス卒団生であり、2022年度のU15クラス卒団生でもある串尾しょうとが就職の報告という事で体育館に来てくれました。
2020年度から自分がINUYAMA BASKETBALL CLUBのヘッドコーチという立場を引き継ぐことになったので、ミニ時はアシスタントコーチとして最後に関わった年代の選手であり、ジュニアチームも2020年度に立ち上げをおこなったので当時出来立てほやほやのU15クラスの1年生として入団をしてきてくれた選手の一人でした。
当時はまだまだ今ほどの団員数もおらず、特にジュニアに関しては前の日記にも書いたように入念に事前準備をして立ち上げた訳ではなかったので練習のかたちもままならず、挨拶の仕方、練習の進め方、クラブとして大切にしていきたいことの価値観の共有などなど、挙げればキリがありませんが本当に0から手探りで進めている最中でした。ミニの方は三島コーチがこれまで築いてきた土台のなかで自由にやらせていただきましたが、ジュニアチームは本当に0からのスタートで、ミニから上がる選手がいるから何となくうまくいきそうに思われがちですが、ルールのないところに一から浸透をさせていく難しさを凄く実感した時期でもあります。
文化の醸成は一筋縄ではいかず時間がかかるもので、未来は今の積み重ねであることを理解しているからこそ厳しく言い続けてきた事もあったりしますが、しょうとは今も昔も真面目に取り組み続けていた選手だったのでこの年代のキャプテンに任命してチームとして苦しい時期も支えてくれていました。この時の頑張りが認められて高校では誠信高校さんにお声かけをいただきそこでもキャプテンを務め、つい先日のウインター予選まで頑張っていました。
具体的な就職先名については個人の情報なので控えますが、当初から描いていた未来を自分自身の手で掴むことができ、そして学校では全校生徒のなかで一人だけが選ばれる賞も受賞したと聞き、真面目に取り組み続けていれば、いつ・どんな形でかはそれぞれですがこうやって報われて嬉しく思いました。
バスケットだけではない人生。むしろここからの方が長い時間になります。うまくいくいかないも人それぞれの価値観なので一概には言えませんが、何年後、何十年後、本気で何かに向き合い続けてきた時間への成果は必ず自分へと返ってくるもの。今の結果に一喜一憂したりしてしまうものですが、卒団してから活躍してくれるOB達の頑張りに勇気を貰えます。
未来を見据えながら、今に注ぐ。一歩一歩ですね。



