#390 感情が動く4つの鍵
2025/11/20 16:48
昨日の日記では「論理と感情と行動」というテーマで、これまでの自分自身の実体験から、成長するためには行動が必要である一方、頭で理解できたことを必ずしも行動に移せるわけではないため、行動に変えるにはいかに感情が揺さぶられるかが重要という話を書きました。
今日はその続きとして、具体的に人の感情を動かし、行動につなげるためのキーワードを、実体験を振り返りながらまとめてみます。
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① 共感
過去の先輩が努力して成長した話や、チームメイトの挑戦する姿を見ることで、「自分もやってみよう」と思える瞬間は確かにあります。他人の経験や物語を自分ごととして感じることが、行動につながることがあります。
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② 危機感
締め切りに追われたり、期限や制限があるなかでの「今やらなければまずい」という感覚は、行動のスイッチを強力に押してくれます。誰もが理解できるシンプルな原理ですが、感情を揺さぶる効果としては大きいと思います。
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③ 承認
手放しに褒められるというよりも、できたことを認めてもらうために行動している瞬間があります。特に、周りから「お前にはできない」と思われていたことができるようになったときの承認は、さらに行動を促す原動力にもなります。
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④ 成長
昨日できなかったことができるようになること、そしてそれが数値や結果として可視化されていると、より前のめりに取り組むことができます。練習メニューの設定でもグループ目標を持たせると、その目標に向かって感情が揺さぶられ、練習のスピード感や空気が変わるのは何度も体験してきました。
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他にもたくさんあるかと思いますが、今回はこの4つにまとめてみました。
順風満帆なストーリーの映画やアニメを見るのは少し退屈ですが、主人公が現れる困難に立ち向かい、仲間と共に乗り越えていく物語は、次第に自分自身もその世界にいるかのような感覚になります。N字曲線のような起伏を描くことで、子供達の成長もチームとしての成長も、ジェットコースターのようなスリルがあり、行動の原動力となり、結果として得られるものが多くなると感じています。
県大会まで残り3週間。今日はミニのコーチ陣でスタッフ会を行い、INUYAMA BASKETBALL CLUBという物語の主人公は一人ひとりであり、関わる人たちの想いや熱量で成り立っていることを改めて実感できました。
総力戦。たくさんの想いを味方に、やり切りたいですね。
