#29 知るは努力/知らぬがセンス
2024/11/24 12:02

普通とは・・一般的に「世間にざらにあり、何ら変わった所が見られないこと」「平均水準として、その傾きが見られること」「一般にそう考えられていること」「同類の多くがそうであるのと同じ程度」とされています。(ネット調べ)
中学でバスケットを始めた頃、ミニバス経験者の子達に対して感じた差は強烈な印象として残っていて、技術もスピード感も何もかも、やっぱりセンスが違うなぁと思っていたりしてました。
小学生の時に周りの友達と放課後に遊びにいったり、ゲームをしたり、いわゆる一般的な学校生活だったと思いますが、その裏で彼らは日々体育館に通って練習して、試合をすれば勝ち負けを経験して、練習以外の場所でも上達するための努力を積み重ねてきていたことなどは想像もできず、そんな背景があるということをようやく理解できるようになったのは指導者になってからでした。
2021年、ミニで県外に遠征した際のエピソードでとても印象に残っていることがあります。いつものように試合をして対戦相手の指導者の方とお話をしていた時のことですがその試合ではミドルシュートがよく入りました。「犬山の◯番の子はシュートの感覚が良いですね。」お話の中での何気ない一言でした。自分はその子が低学年の時から誰よりもシュート練習をして打ち込んでいたことを知っていたのでシュートが入ったことに関して驚きはなかったのですが、はじめて見る立場になって考えればそう感じることも理解できます。
歳を重ねてようやく分かってきたのは結果を出している人達に共通している点は「他とは違った量」をこなしていること。
学校のテストでも一番を取る子達は普通の勉強量ではなく、ゲームで凄い子達もプレー時間が普通ではない。シュートが入る子は誰よりも本数を打っているしドリブルが上手な子は誰よりもボールを突いている。普通ではない量をこなす中でこだわりが生まれ、質が高まり、それが差になり、他とは違った結果を出しているように感じます。普通の勉強量では、普通の練習量では、普通の結果になることは当たり前で、人よりも良い結果を出したいともし望むのであれば、人よりもやることからは避けられません。
#単純だけど意外と気付けない
#いきなり効率良くはできない
知っている人はそれを努力と呼び、知らない人はそれをセンスと呼ぶ。凄いと思う人に出会った時、常にその裏側にある理由を見つけられるようになりたいです。





