#263 パスセンスとは
2025/07/16 17:21

2025年7月15日(火)はジュニア全体練習日でした。今日は最近やっている5人のエントリーの動きに対する分解練習としていくつかのパターン毎に3対3をおこないました。
現在取り組んでいるフレアのアクションを使ったモーションはセットプレーのように最後はここで打つというものではなく、プレーの中から一人一人がチャンスがあるかないかを見極めて各局面ごとで有利不利を感じながらプレーすることがディフェンスに守られにくくするためのポイントだと考えています。
話が少し変わりますがエレキギターを今年から始めて(#変わりすぎ #でも後から繋げます)約4ヶ月が経過しましたが面白いことに日常で流れている歌などから自然とエレキギターの音を聴く(聴こえる)ようになりました。これまでと同じ歌なのに聴こえる音が変わってくるのが面白いですがこれは自分自身のなかに「歌」「アコースティックギター」に加えて「エレキギター」の選択肢が増えたことで聴こうとしているから聴こえるようになったと捉えることができます。
バスケットでも同様だと思いますがそこに出すかという場所にパスを出せる選手。そこにドライブできるスペースがあったかとスルスルと抜けていく選手。特にパスを出す能力に長けている選手はセンスも当然持っているとは思いますが、そもそも見えている範囲、見ようとしている場所、そこにピンポイントで出すことのできる技術など、持っている選択肢の数が他とは異なります。人は見ようとするものしか見えないとよく言われますが、先天的な閃きよりも「視点」と「経験」の積み重ねのなかで育っていき、結果としてセンスがあるという風に周りから見られるようになっているものがあります。
①視野を広げる(見える範囲)②スキルを身に付ける(出し方)③選択肢を覚える(出し所・タイミング)この①〜③をどうやって普段のトレーニングの中に落とし込んでいくかは指導者としてのテーマで、選手がどの段階のレベルにいるかも同時に見て練習を組み立てる必要があると思います。(見ているけど出せなかったのか、そもそも見えていないのか等)
バスケットではディフェンスもオフェンスも全く同じ状況を繰り返すことはないですが、エントリーの動きからの攻防ではある程度のラインで再現性のあるチャンスの局面が訪れます。ディフェンスがこう出てきたらこう、オフェンスがこう動くからここが空く。その選択肢を頭の中に増やしていきながら、その都度その都度の正解を見つけていくことでセンスを育てていきたいですね。特にチーム内ではお互いがやることが分かっている分簡単にやらせないように守る中で選択肢が自ずと広がっていくと思います。そのやり合いができるレベルまで8月中に持っていきたいです🔥




