#36 Instagramの効果(前編)

2024/12/01 12:16

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#36 Instagramの効果(前編)

2020年3月9日にクラブのInstagramを立ち上げました。コロナウイルスが到来して最初の年。日本全体で緊急事態宣言が発令されて体育館での練習ができなくなった頃になります。

2016年にアシスタントとしてクラブに携わってから約4年が経ち、2020年度の子達からいよいよヘッドコーチとして立場が変わってやっていこうという矢先に練習会場がなくなり、何かできることはないかと一番初めに始めたことがクラブのインスタアカウントの立ち上げでした。

みんなで集まって練習ができないということで何とか考えてやり始めたのがzoomを活用したオンライン練習。それぞれの家をオンラインで繋いでコーディネーション、ハンドリング、ドリブルなど、家でもやれることを考えて毎日のようにやっていました。

その時のことを当時「バスケットボールジャンプ」さんに取り上げて頂いてます。

▼Instagramの動画投稿とオンライン合同練習で挙がった成果
https://www.basketballjump.jp/2021-june-special-inuyama/

今日のテーマは「Instagramの効果」なのでオンライン練習の具体的な内容は省きますが(どこかの記事であげます)、インスタを始めた一番の目的はクラブの中での練習内容の共有でした。家で自主的にやろうとはいっても何をやれば良いか分からないというのがおそらくはほとんどの親御さんの本音で、自宅でもやれることをオンライン練習で共有し、クラブのインスタに映像として残しておくことで復習ができればという想いからスタートしたことが始まりになります。

最初に決めたことは「毎日一つ投稿すること」だけ。コロナ禍で一緒に集まれないなかでもみんなで練習している(みんなできることを頑張ってる)という空気感をつくるためです。家で一人でやるのはなかなか難しくてもみんなで一緒にやっていると分かれば不思議と頑張れるものです。過去の映像を切り抜いたり、オンライン練習での風景を親御さんから送ってもらったり、それを6秒程度の動画にして投稿する。そんなに時間がかかる作業ではないです。

そんなことで毎日投稿をしながらストーリーも定期的に更新していると、他のチームの親御さんやスタッフの方など、チーム以外の方々からも徐々にフォローを頂けるようになっていき、2ヶ月ほど経った2020年の5月15日には1,000人の方から見て頂けるようなアカウントになっていました。

今あの当時を振り返って考えてみると、みんなが家の中にいて、何かやれることはないか?と探していた時代でもあったような気がします。もしかしたら家で練習をやりたいけど同じように練習内容に悩んだりしていた方や、練習に取り組んでいる子供達の姿を動画でみることで何か力に感じて頂いていた方もいたかもしれません。

2024年現在では既に当たり前になってきていますが、まだあの頃はInstagramのアカウントを持っているチームは少なく、練習の映像が一般的に公開されるような文化もなかったと思うのでそこの珍しさもあったかとおもいます。

自分が指導者を始めた時に、みんな何でバスケットを勉強しているのだろう?と考えたことがありました。ネット、本、YouTube、今は気になるチームがあれば直接連絡を取って見に行けたりもしますが、新米コーチの時にはそんな行動力も発想もなかったため、もっと簡単に手軽に練習が見れるものってないのかなと..。

#その時の自分には甘いと伝えたい

今では国内だけではなく海外の方まで含めてありがたいことに5.5万人の方にフォローを頂いています。実は多くの県外遠征や国際交流🇹🇼もこのInstagramから始まったものがほとんどです。本来の目的ではないところでどんどんと広がっていきましたが結果的に得られるものが多過ぎるくらいに多く、#25の記事でも書きましたが「とりあえずやってみる」の効果は計り知れないです。

▼#25 challenge to change
https://blog.inuyama-bbc.com/archives/380

長くなりましたのでこのテーマは前編・後編に分けて、明日はInstagramの投稿で何を気を付けているかなどの具体的に踏み込んだ内容を書いてみようと思います。